【6月2日 AFP】12-13NBAは1日、イースタンカンファレンス決勝(7回戦制)の第6戦が行われ、インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)が91-77でマイアミ・ヒート(Miami Heat)に勝利し、対戦成績を3勝3敗とした。

 後半に爆発力を見せたペイサーズは、ポール・ジョージ(Paul George)が28得点、ロイ・ヒバート(Roy Hibbert)が24得点11リバウンドを記録し、第4クオーターも昨季ファイナル覇者のヒートを寄せ付けず、勝負を最終第7戦に持ち込んだ。

 ヒートのNBAファイナル再進出を阻みたいペイサーズだが、3日に敵地マイアミ(Miami)で行われる最終戦という試練が待っている。

 このシリーズの勝者は、6日に開幕するNBAファイナルでウエスタンカンファレンスの覇者サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)と対戦する。

 ペイサーズは第3クオーターで最大17点のリードを奪ったが、ヒートはその差を徐々に詰め、第4クオーター途中には77-68と迫っていた。

 ここで、ヒバートのガードを受ける中得点を狙ったヒートのレブロン・ジェームズ(LeBron James)がダブルクラッチを仕掛けると、リムをガードしようとまっすぐ跳んだためヒバートにジェームズの肘が当たり、オフェンシブファウルとなった。

 このプレーを巡り、ジェームズとアシスタントヘッドコーチのデヴィッド・フィッツデール(David Fizdale)がテクニカルファウルを取られると、ペイサーズはジョージ・ヒル(George Hill)がフリースローを2本とも決めて再びリードを11点差に広げ、その後点差が1桁台になることはなかった。
 
 第5戦ではヒートが第3クオーターに見せた強烈な攻撃で勝利したのと同様に、第6戦ではペイサーズがハーフタイム後に爆発的な攻撃力を見せた。

 ヒバートがヒートのジョエル・アンソニ-(Joel Anthony)を抜いてワンハンドのダンクシュートを決めるなど、ペイサーズは第3クオーター序盤に14得点を挙げる中で失点を3に抑えた。(c)AFP