【5月31日 AFP】12-13NBAは30日、イースタンカンファレンス決勝(7回戦制)の第5戦が行われ、マイアミ・ヒート(Miami Heat)が90-79でインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)を下し、ファイナル進出に王手をかけた。

 この日30得点を挙げたレブロン・ジェームズ(LeBron James)が第3クォーターだけで16得点を奪ったヒートは、ペイサーズとの対戦成績を3勝2敗とリードし、NBAファイナルまであと1勝と迫った。

 6月1日にインディアナポリス(Indianapolis)で行われる第6戦にヒートが勝利すれば、3年連続ファイナル進出が決まる。シリーズの勝者は6月6日に開幕するNBAファイナルで、ウエスタンカンファレンスの覇者サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)と対戦する。

 前半終了時に40-44とリードを許していたヒートだったが、第3クォーターで30-13とペイサーズを圧倒し、荒々しく小競り合いが続いたシリーズでその違いを見せつけた。

 レギュラーシーズンで自身4度目となる最優秀選手(MVP)に輝いているジェームズは、第3クォーターにペイサーズが記録した全13得点を一人で3得点上回り、この日記録した6アシスト中4アシスト、8リバウンド中4リバウンドを同クォーターで稼いだ。

 ヒートはウドニス・ハスレム(Udonis Haslem)がフィールゴール(FG)9本中8本を成功させて16得点を挙げると、マリオ・チャルマース(Mario Chalmers)は12得点を記録し、2人合わせて計17得点に終わったドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)とクリス・ボッシュ(Chris Bosh)の不調を補った。

 一方、敗れたペイサーズはポール・ジョージ(Paul George)が27得点11リバウンド5アシストを記録し、チームをけん引した。(c)AFP