【5月24日 AFP】(記事更新)米プロバスケットボール協会(NBA)は23日、12-13シーズンのオールNBAファーストチーム(12-13 All NBA First Team)を発表し、マイアミ・ヒート(Miami Heat)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)らが選出された。

 今季、通算4度目のレギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)を獲得しているジェームズは、満場一致で選出された唯一の選手となった。

 ジェームズは今季レギュラーシーズンでリーグ記録の66勝16敗という成績を挙げたヒートを牽引し、チーム最高の1試合平均26.8得点、8リバウンド、7.3アシストを記録。また自己ベストの、フィールドゴール成功率56.5%、3ポイント成功率40.6%をマークした他、1月には史上最年少の28歳で通算2万得点を達成した。

 119人のメディア関係者からなる選考委員の投票で決定するこのチームには、ジェームズの他に、オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)のケビン・デュラント(Kevin Durant)、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)のクリス・ポール(Chris Paul)、サンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)のティム・ダンカン(Tim Duncan)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)も名を連ねた。

 満票の595ポイントで選出されたジェームズに続き、デュラントが555ポイント、ポールが537ポイント、ブライアントが521ポイントを獲得。ダンカンは392ポイントでセンターとしては最高の票数を得た。

■その他選出メンバーの今シーズンの記録

 8シーズン連続のファーストチーム入りを果たしたブライアントは、バスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)に入っているカール・マローン(Karl Malone)氏が樹立した通算11度の選出記録と並んだ。

 辛うじてプレーオフ進出を決めたチームの成績は芳しくなかったものの、ブライアントは今季1試合平均27.3得点を挙げ、通算得点数で故ウィルト・チェンバレン(Wilt Chamberlain)氏の記録を上回る、リーグ歴代4位に浮上した。

 一方、37歳のダンカンは、2007年以来となる通算10度目のファーストチーム入りを果たした。NBAに入って16年目の今シーズン、17.8得点、9.9リバウンド、2.7アシスト、2.65ブロックの1試合平均記録を挙げたとともに、フリースロー成功率ではキャリア最高の81.7%を達成した。

 また、デュラントは、今季1試合平均28.1得点を記録した他、ともにキャリア最高の51%のフィールドゴールと90.5%のフリースロー成功率をマークして、通算4度目の選出を果たした。

 第62回NBAオールスターゲーム2013(2013 NBA All-Star game)の最優秀選手(MVP)に輝いたポールは、今回で3度目のファーストチーム入りを果たした。12-13レギュラーシーズン中は16.9得点、リーグ2位の9.7アシスト、リーグ最高の2.41スチールという1試合平均記録と、リーグ最高のアシスト・ターンオーバー比4.26をマークした。

■セカンドチーム、サードチームも発表

 オールNBAセカンドチーム(12-13 All NBA Second Team)には、オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)、ロサンゼルス・クリッパーズのブレイク・グリフィン(Blake Griffin)、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)のカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)に加え、サンアントニオ・スパーズのフランス人選手、トニー・パーカー(Tony Parker)とメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のスペイン人選手、マルク・ガソル(Marc Gasol)も選出された。

 オールNBAサードチーム(12-13 All NBA Third Team)にはマイアミ・ヒートのドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)のジェームス・ハーデン(James Harden)、インディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)のポール・ジョージ(Paul George)、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のデビッド・リー(David Lee)、ロサンゼルス・レイカーズのドワイト・ハワード(Dwight Howard)が選ばれた。(c)AFP