【5月22日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)に所属するケビン・デュラント(Kevin Durant)が21日、米中部オクラホマ(Oklahoma)州オクラホマシティー(Oklahoma City)郊外で前日に発生した巨大竜巻の甚大な被害を受け、救助資金として100万ドル(約1億円)の寄付を行った。

 これまでに24人の死亡が確認されたオクラホマシティー郊外では、現在も救助活動が行われているが、その中で米赤十字社(American Red Cross)は21日、デュラントから本人出資の慈善団体を通じて寄付があったことを発表した。

 米赤十字社は声明で、「デュラント氏はオクラホマに対し、多くが必要とされるまさにこの瞬間に、寄付と支援を行ってくれました。氏の高潔さに対し、限りない感謝を申し上げます」と述べた。

 デュラントはチームがシアトル(Seatle)から移転し、シアトル・スーパーソニックス(Seattle SuperSonics)からオクラホマシティ・サンダーへと改名した2008年以降、同地を拠点としてプレーを続けている。

 サンダーも、チームとチーム出資の慈善団体「Thunder Cares Foundation」の共同で計100万ドルを寄付すると発表した。寄付金は赤十字社や救世軍(Salvation Army)、その他の災害救援組織の現地支部へ送られる。

 チームは寄付金について、「助けを必要としている人々を直接かつ即時に支援するために使われ、今後数日ないし数週間分の食料や水、避難場所などに充てられる」としている。(c)AFP