【11月2日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は1日、米東海岸を襲った大型ハリケーン「サンディ(Sandy)」の被害により、同日開催が予定されていたブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)対ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)戦を11月26日に延期すると発表した。

 12-13シーズンから本拠地をブルックリン(Brooklyn)に移したネッツは、ニックスとの対戦を1か月近く延期することを余儀なくされた。

 この日程変更に伴い、ネッツは23日のロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)戦、25日のポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)戦に続き、4日間で3試合目となるニックス戦を迎えることになった。この3試合は全て、10億ドル(約803億円)の費用をかけて建設された新本拠地のバークレイズ・センター(Barclays Center)で行われる。

 一方のニックスは、25日にホームでデトロイト・ピストンズ(Detroit Pistons)と試合を行い、翌26日にブルックリンへと出向くことになる。

 「サンディ」の影響で、ニューヨーク(New York)では、停電や家屋損壊、浸水、倒木などの被害が出た。また、バークレイズ・センターに向かう主要交通機関の市営地下鉄も深刻な被害を被った。

 ネッツは、11-12シーズン終了をもって本拠地をニュージャージー(New Jersey)からブルックリンに移した。予定されていたネッツ対ニックスの対決は、1957年に米大リーグ(MLB)ブルックリン・ドジャース(Brooklyn Dodgers)がロサンゼルス(Los Angels)に移って以来、同地を本拠地とするスポーツチームの初のホームゲームとなるはずだった。

 ネッツのシーズン初戦は3日に行われるトロント・ラプターズ(Toronto Raptors)とのホームゲームとなる予定だが、この試合も延期された場合には、5日のミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)戦にずれ込む可能性がある。(c)AFP