【12月11日 AFP】08-09NBA、フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)は、ボリス・ディーオウ(Boris Diaw)とラジャ・ベル(Raja Bell)、ショーン・シングルタリ(Sean Singletary)の3人をシャーロット・ボブキャッツ(Charlotte Bobcats)に放出し、見返りにジェイソン・リチャードソン(Jason Richardson)とジャレッド・ダドリー(Jared Dudley)、2010年のドラフト2巡目指名権を獲得した。

 サンズのゼネラルマネージャー(GM)であるスティーブ・カー(Steve Kerr)氏は、「ラジャ(・ベル)とボリス(・ディーオウ)が長年に渡って我々チームのためにしてくれた全てのことに感謝している。ショーン(・シングルタリ)にしてもそうだ」と放出する選手たちに感謝の言葉を述べながらも、「我々は変化する必要があったと感じていたんだ」とチーム飛躍のためのトレードだと語った。

 またスコアラーであるジェイソン・リチャードソンを獲得したことについて、「20得点を計算出来る選手が来てくれることに興奮している。ジェイソンは、どんなスタイルでもプレイすることが出来るんだ。ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)ではランゲームでトップスコアラーだった。ハーフコート・オフェンスでも得点することが出来る。それは彼がポストアップ、スリーと多彩なオプションを持っているからなんだ」と大きな期待を口にした。

 11月、ジェイソン・リチャードソンは膝の怪我により7試合を欠場しているが、下降しているサンズのオフェンスを再び活性化する存在にならなければならない。

 ボブキャッツに放出されるラジャ・ベルは05-06シーズン前に加入して以来、254試合に出場しサンズでは最高のペリメーター・ディフェンダーだった。またオフェンスでも47パーセントのスリーポイント成功率を誇り、今シーズン平均9.6得点を記録していた。

 ボリス・ディーオウは05-06シーズンに平均13.3得点・6.9リバウンドを記録し、手術の影響でほぼ全休したアマレ・スタウドマイアー(Amare Stoudemire)の穴を完全に埋めるキャリア最高の活躍をみせていたが、今シーズンは平均8.3得点に終わっている。(c)AFP