【5月7日 AFP】NBA、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に所属するコービー・ブライアント(Kobe Bryant)が6日、2007-08シーズンのMVPに選出された。

 コービーは2007-08シーズンの得点王に輝いたクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)をはじめ、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)をリーグ最高勝率に導いたケビン・ガーネット(Kevin Garnett)やニューオーリンズ・ホーネッツ(New Orleans Hornets)のクリス・ポール(Chris Paul)などを抑えて、初の同賞受賞を果たした。

 レイカーズのフィル・ジャクソン(Phil Jackson)ヘッドコーチ(HC)はコービーの受賞について「コービー以上にこの賞に値する選手はいない。またコービー以上にチームに尽くした選手はいない」と語っている。

 コービーはシーズン開幕当初にチームの改善のために首脳陣が最善を尽くしていないと非難し、後になって撤回しものの一時はトレードを志願した。しかし、チームが2月にメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)からスペイン人選手のパウ・ガソル(Pau Gasol)を獲得して以降は調子を上げ、最終的にはシーズン1試合平均平均28.3点、6.3リバウンド、5.4アシストを記録した。

 レイカーズは、シャキール・オニール(Shaquille O’Neal)がコービーとの確執からマイアミ・ヒート(Miami Heat)に移籍した後の2004-05シーズンにはプレーオフへ進むことができず、その後は2シーズン連続でプレーオフに進出したものの1回戦敗退に終わっていた。

 しかし2007-08シーズンのレイカーズは、西カンファレンスの第1シードを獲得し、プレーオフ1回戦ではデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)を4連勝で下している。

 コービーはこれまでに、オニールと共にレイカーズで1999-2000シーズンから3シーズン連続でNBAファイナルを制している。(c)AFP