【3月28日 AFP】NBAのコミッショナーを務めるデビッド・スターン(David Stern)氏が27日、論議の的となっている北京五輪へのボイコットについて否定的な見解を示した。

 8月に控える北京五輪のボイコットについては、中国チベット(Tibet)自治区で発生した大規模な暴動をめぐり、一部の欧州の首脳により言及されていた。

 しかしスターン氏は、米国主導でボイコットが行われた1980年モスクワ五輪と旧ソビエト連邦主導でボイコットが行われた1984年ロサンゼルス五輪を例に挙げ、「当然、我々はボイコットが行われたそれらの大会を考えた。この2大会で行われた五輪のボイコットは、選手たちを苦しめただけで何の成功も与えなかった」と否定的な見解を示した。(c)AFP