【10月4日 AFP】NBAのサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)に所属し、フランス代表として活躍するトニー・パーカー(Tony Parker)が、2009年にポーランドで行われるバスケットボール欧州選手権2009(EuroBasket 2009)まで一時フランス代表から離れることを表明した。

 06-07シーズンのNBAファイナルで優勝し、欧州出身の選手としては初めて同MVPのタイトルを手に入れたパーカーは、スパーズのグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)HCとの話し合いの末に下した決断であることを明かし、「ポップ(ポポビッチHCの愛称)と欧州選手権について話す機会があって、来年9月に行われる2009年の欧州選手権予選には出場しないと伝えた。彼は僕に休みを取ってもらいたかったようで、エマニュエル・ジノビリ(Emanuel Ginobili)は(アルゼンチン代表として)北京五輪の米国大陸予選(FIBA米国大陸選手権、FIBA Americas Championship)には出場していないしね。でも彼(ポポビッチHC)も2009年にポーランドで僕がプレーすることについて問題はないと考えているようだし、2年間はナショナルチームから離れるよ。チームは僕にとってナショナルチームは大切な物だって事は理解しててくれているみたいだけど、今はしっかり休む時間を取って体を回復させる時期だとも考えているんだ」と、自身のホームページ上で語った。

 またパーカーは、今回の欧州選手権に臨んだフランス代表チームを振り返えり「お粗末なパフォーマンスを見せたらメディアはすぐ飛びついてくるけど、クロードを犬みたいにあしらう権利は無い。あれには苛立つよ。コーチには負けたときに負うべき責任はあるけれど、選手はどうなのか。コートに居たのはクロードじゃない。選手のプレーは褒められたものじゃなかったけれど、2005年の時のチームよりは良かったと思っているよ」と北京五輪出場を逃し非難されるフランス代表のクロード・ベルジェオウ(Claude Bergeaud)監督を擁護した。(c)AFP