【9月7日 AFP】NBAのヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)で活躍するヤオ・ミン(Yao Ming)は7日、台湾の台北空港に降り立った。

 空港には多くのファンがヤオ・ミンを出迎え、ヤオ・ミンは集まったファンに握手やサインを行った。

 中国出身のヤオ・ミンの今回の台湾訪問は、中国と台湾のスポーツを通しての交流を目的としており、台湾には3日間滞在する。

 ヤオ・ミンは、初日に今年7月まで世界で一番高いビルを誇っていた台北の「台北101(Taipei 101)」を訪れ、2日目の土曜日は北部の都市新竹(Hsinchu)で現地の子どもたちへのバスケットボールの指導と新竹科学工業園区(新竹サイエンスパーク)の専門家との会合を予定してる。また、最終日の日曜日は台北でおよそ1000人のファンの前で台湾のスター選手たちとの親善試合を行い、中国へ帰国することになっている。

 なお、今回の訪問について、ヤオ・ミンが北京五輪における聖火リレーの台湾通過へのサポートを求めることを目的としているために台湾当局に訪問を妨げられるのではないかという推測が流れていた。

 台湾は、現在提案されている聖火リレーのコースが台湾を中国の一部とした認識を助長するとして国内の聖火リレーの通過を拒否している。(c)AFP