【7月21日 AFP】13MLBは20日、各地で試合が行われ、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)戦で先発登板したニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の黒田博樹(Hiroki Kuroda)は、7回5安打2失点で9勝目を挙げた。試合はヤンキースが5-2で勝利した。

 黒田が6回まで無失点の好投をみせると、ヤンキースは7回表に3点を追加し接戦に決着を付けた。ヤンキースの連敗は3で止まっている。

 5回裏、先頭打者から2人続けて連打を許しながら続く2人を打ち取った黒田は、捕手クリス・スチュワート(Chris Stewart)が暴投を後ろにそらした間に得点を狙ったレッドソックスのマイク・カープ(Mike Carp)を本塁上でアウトに仕留めた。

 今季の成績を9勝6敗とした黒田についてヤンキースのジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は、「全て良かった。ボールはきれていたし、序盤は球数を抑えていた」と語った。

 ヤンキース打線はブレット・ガードナー(Brett Gardner)、ライル・オーバーベイ(Lyle Overbay)が3安打ずつを放つなど12安打で黒田を援護。ロビンソン・カノ(Robinson Cano)が2打点、4打数3安打のエドゥアルド・ヌニェス(Eduardo Nunez)が1得点を挙げた

 19日に行われたレッドソックスとの3連戦初戦で2-4と敗れていたヤンキースは、これでシリーズをタイに戻している。

 一方、敗れたレッドソックスはカープが3安打、デビッド・オーティス(David Ortiz)が2安打を放ったものの、本拠地での連勝は5で止まった。

 先発したジョン・ラッキー(John Lackey)は6回3分の1を投げて10安打を許し、敗戦投手となっている。(c)AFP