【7月17日 AFP】第84回MLBオールスターゲーム(84th All-Star Game)は16日、米ニューヨーク(New York)州ニューヨーク(New York)のシティ・フィールド(Citi Field)で行われ、ア・リーグが3-0でナ・リーグに快勝した。

 オールスターの最優秀選手(MVP)には、8回に登板して完璧に抑えたニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のマリアーノ・リベラ(Mariano Rivera)が選出された。

 リベラを含むア・リーグの投手陣は、ナ・リーグ打線を3安打に封じ込み、得点を与えなかった。

 青色のシボレー・コルベット(Chevrolet Corvette)のカギを授与されたリベラは「これより良いことはもうないだろう。だからひとつひとつをかみしめた」と語った。

 ヤンキースではいつも9回から登場するリベラだが、この日は8回から登板し、対戦した打者をすべて打ち取って三者凡退に抑えた。

 ダッグアウトから姿を見せた場面で、リベラはニューヨーク・メッツ(New York Mets)の本拠地シティ・フィールドに駆けつけた大勢の観衆だけではなく、両チームの選手や監督からもスタンディングオベーションを受けた。

 ヤンキースの本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)と同じように、リベラはブルペンを後にすると、米ロックバンドのメタリカ(Metallica)の楽曲『エンター・サンドマン(Enter Sandman)』に合わせ、マウンドへと向かった。

 リベラは「それは特別だった。声援を送ってくれたファンと両チームのダッグアウト、監督、コーチ、選手が一体となって迎えてくれた」と語った。

 試合は2回を無失点に抑えたシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)のクリス・セール(Chris Sale)が勝利投手となり、打ってはジェイソン・キプニス(Jason Kipnis)、ホゼ・ボーティスタ(Jose Bautista)、J.J.ハーディ(JJ Hardy)が打点を記録し、チームの勝利に貢献した。(c)AFP