【7月16日 AFP】16日に開催される第84回MLBオールスターゲーム(84th All-Star Game)を翌日に控えた15日、試合の行われる米ニューヨーク(New York)州ニューヨーク(New York)のシティ・フィールド(Citi Field)でダルビッシュ有(Yu Darvish)、岩隈久志(Hisashi Iwakuma)らナショナル・リーグとアメリカン・リーグの出場選手が練習を行った。

 また同日には両軍の先発投手が発表され、ア・リーグはデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)のマックス・シャーザー(Max Scherzer)、ナ・リーグはニューヨーク・メッツ(New York Mets)のマット・ハービー(Matt Harvey)が登板することが決まった。

 本拠地開催のオールスターでホームチームの投手が先発を務めるのは、2004年に当時ヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に在籍していたロジャー・クレメンス(Roger Clemens)氏以来となる。メッツの若手右腕のハービーは、今季19試合に先発登板して7勝2敗、防御率2.35の成績を残し、ナ・リーグ最多の147奪三振を記録している。

 本拠地で先発を任されたハービーは、「大変な名誉」と喜びを語った。

 メッツの投手がオールスターで先発投手を務めるのは、1988年のドワイト・グッデン(Dwight Gooden)氏以来となる。球団の歴史を通じても、オールスターで先発を経験するのは1970年のトム・シーバー(Tom Seaver)氏、グッデン氏に続いて3人目となる。ハービーは2012年7月にMLBでデビューを果たしたばかり。

 対するシャーザーは、13日のテキサス・レンジャース(Texas Rangers)戦で今季初黒星を喫し、シーズン成績を13勝1敗とした。

 13勝はタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)のマット・ムーア(Matt Moore)と並んで今季最多となっており、152奪三振はア・リーグ2位となる。シャーザーは今季19試合に登板し、防御率3.19を記録している。(c)AFP