【5月3日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は2日、ジョバ・チェンバレン(Joba Chamberlain)が右斜紋筋痛のため、故障者リスト(DL)入りしたことを明らかにした。

 すでに多くの故障者を抱えているヤンキースにとって、チェンバレンの戦線離脱は新たな痛手となった。

 今季10試合に登板しているチェンバレンは、計9回1/3を投げて防御率3.86、7奪三振、6与四球、シーズン通算成績を0勝0敗としているが、1回を無失点に抑えてセーブを記録した27日のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦を最後に登板していない。そのため、チェンバレンは28日まで遡って15日間の故障者リストに入った。

 ヤンキースは現在、デレク・ジーター(Derek Jeter)をはじめ、アレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)、マーク・テシェーラ(Mark Teixeira)、カーティス・グランダーソン(Curtis Granderson)、ケビン・ユーキリス(Kevin Youkilis)、フランシスコ・セルベーリ(Francisco Cervelli)、マイケル・ピネダ(Michael Pineda)、イバン・ノバ(Ivan Nova)が戦列を離れており、DL入りした選手の総額は1億ドル(約98億円)相当とされている。

 ヤンキースのGMを務めるブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)氏は、遊撃手のデレク・ジーター(Derek Jeter)の復帰時期はオールスター明けになるとの見解を示している。また、三塁手のロドリゲスは、シーズンオフに受けた臀部の手術からの回復に努めている。

 多くの選手が戦線離脱しているヤンキースだが、シーズン開幕から1か月が経った現在、シーズン成績を17勝10敗としており、首位のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)に2.5ゲーム差でア・リーグ東地区2位につけている。(c)AFP