【4月24日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は23日、先発の一角を担うチャド・ビリングスリー(Chad Billingsley)が、故障のため12か月ほど戦列離脱すると発表した。

 20日のボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦に先発予定だったビリングスリーは、右肘に痛みを感じて19日にMRI検査を行った後、21日に故障者リスト(DL)入りしていた。

 ドジャースは、ビリングスリーが24日に体の他の部位から靱帯を肘に移植する「トミー・ジョン(Tommy John)」手術を受けることを明らかにしている。

 15日のサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)戦が最後の登板となったビリングスリーは、今季2試合に先発登板して1勝0敗、防御率3.00の成績を残している。ビリングスリーの代役には、スティーブン・ファイフ(Stephen Fife)が入る。昨シーズンの終盤に肘の靱帯を負傷して2か月の戦線離脱を余儀なくされたファイフだが、手術を行わず、多血小板血漿療法でけがを治療した。

 ビリングスリーが年間を通して活躍するのは難しいと見込んでいたドジャースは、シーズンオフにフリーエージェント(FA)だったザック・グレインキー(Zack Greinke)、2008年の北京五輪で韓国の金メダルに貢献した左腕の柳賢振(Ryu Hyun-jin、リュ・ヒョンジン)と契約を結んでいた。

 オフシーズンに大型補強を行い、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)に匹敵するほどの高額年俸選手を揃えたドジャースだったが、22日時点でシーズン成績を8勝10敗としており、開幕スタートに失敗している。(c)AFP