【3月24日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は23日、2009年までチームに在籍し、5年間で55勝を挙げた台湾出身の王建民(Chien-Ming Wang)投手と契約を結んだと発表した。

 台湾代表のエースとして第3回ワールド・ベースボール・クラシック(2013 World Baseball ClassicWBC)に出場した王建民は、登板した2試合で好投を見せ、ヤンキースとのマイナー契約を勝ち取った。

 王建民は1次ラウンドのオーストラリア戦で6回を無失点に抑えてチームを勝利に導き、2次ラウンドの日本戦でも6回無失点で降板したが、チームは3-4で敗れた。

 2005年にヤンキースに加入した王建民は、2006年と2007年に19勝を挙げる活躍を見せたが、2008年に走塁で足を負傷すると、2009年には肩の故障に見舞われるなどけがに悩まされていた。

 右肩の手術を受けて2010年シーズンを棒に振った王建民は、その後ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)に在籍し、実働2年間で通算21試合に登板し6勝6敗、防御率4.94だった。

 ヤンキースでは通算109試合に登板し、55勝26敗、防御率4.16の成績を残している。(c)AFP