【1月20日 AFP】米大リーグ(MLB)のセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)で活躍した大打者で、殿堂入りを果たしているスタン・ミュージアル(Stan Musial)氏が19日、92歳で死去した。

 ミュージアル氏の訃報を受け、カージナルスのウィリアム・デウィット・ジュニア(William DeWitt Jnr)会長は、「我々は最も愛されたカージナルスの家族を失った。ミュージアル氏はカージナルスと野球の歴史において、史上最高の名選手のひとりだった」と声明を発表している。

 カージナルスの発表によると、ミュージアル氏はセントルイスの自宅で死去した。ミュージアル氏には4人の子供と11人の孫、12人のひ孫がいる。

 「スタン・ザ・マン(Stan the Man)」の愛称で親しまれたミュージアル氏は、22年の現役生活をカージナルス一筋で過ごした。オールスターゲームには24試合に出場し、殿堂入りには資格を得た初年度の1969年に選出されている。

 また、ミュージアル氏は現役時代にナ・リーグの首位打者に7回、最優秀選手(MVP)に3度輝いており、1940年代にはカージナルスの3度のワールドシリーズ制覇に貢献した。(c)AFP