【1月11日 AFP】米大リーグ(MLB)機構と選手協会は10日、反ドーピングに向けてヒト成長ホルモン(Human Growth Hormone、HGH)を検出する無作為の血液検査をシーズン中に行うと発表した。

 これまでは、春季キャンプ中とオフシーズンに行われる無作為の血液検査のみが許可されていたが、マイナーリーグでは2010年7月からHGHの検査が行われている。この検査では、テストステロン(testosterone)やエピテストステロン(epitestosterone)の割合なども記録され、合成テストステロンの未許可使用を予防する。

 MLBのコミッショナー、バド・セリグ(Bud Selig)氏は「この合意は、MLBが継続してきた運動能力向上剤に対する警戒を象徴するもの」とコメントしている。(c)AFP