【10月4日 AFP】米大リーグ(MLB)のデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)に所属するミゲル・カブレラ(Miguel Cabrera)が、45年ぶりの三冠王に輝いた。

 29歳のカブレラは打撃3部門の成績でアリーグのトップとなる打率3割3分0厘、139打点、44本塁打を記録し、本塁打と打点は両リーグ最多となった。

 オールスター出場7回を誇るカブレラは、レギュラーシーズン最終戦となるカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)戦で2打数0安打に終わった。

 4回の打席で三振を喫した後、ベンチに退いたカブレラだったが、敵地カウフマン・スタジアム(Kauffman Stadium)の観衆からスタンディング・オベーションを受けると、カブレラはベンチを出て歓声に応えた。

 MLBでの三冠王誕生は、1967年にボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)のカール・ヤストレムスキー(Carl Yastrzemski)氏が達成して以来、史上14人目となる。

 米国野球殿堂入りを果たしているヤストレムスキー氏は、1967年シーズンに打率3割2分6厘、44本塁打、121打点でア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いている。

 本塁打と打点で自己最高、打率では2011年シーズンに次ぐ成績を残したカブレラは、2012年シーズン中に通算300本塁打、1100打点に到達しており、メジャー生活10年間の通算成績は321本塁打、1123打点、打率3割1分8厘となっている。(c)AFP