【9月29日 AFP】米大リーグ(MLB)、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)のホーマー・ベイリー(Homer Bailey)が28日、ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)戦に先発登板し、チームでは24年ぶりとなるノーヒットノーランを達成した。試合はレッズが1-0で勝利している。

 2012年シーズンではここまで無安打無得点試合と完全試合がそれぞれ3試合ずつ達成されており、ベイリーの偉業は今シーズン7度目の快挙となった。また、無安打無得点試合が1シーズン中に達成された回数としては1990年と1991年の記録に並んでいる。史上最多は1884年の8回。

 試合後にベイリーは、「幸運がいくつも重ならないと達成できない記録。僕らは本当にツイていた」と語っている。

 今季13勝目を挙げたベイリーは、パイレーツ打線を相手に115球を投げて10奪三振を記録したものの、3回にチームメイトが失策を記録し、7回には四球を与えたため、完全試合達成はならなかった。

 レッズで無安打無得点試合を達成したのは、1988年9月16日の対ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)戦でトム・ブラウニング(Tom Browning)が完全試合を達成して以来となり、チーム史上15度目の快挙となる。

 リーグ最高成績に与えられるプレーオフでのホームアドバンテージをワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)と争うレッズは、この勝利でシーズン成績を95勝62敗とした。

 一方、1971年にセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)のボブ・ギブソン(Bob Gibson)にノーヒットノーランを喫して以来の無安打に終わったパイレーツは、シーズン成績を76勝81敗としている。(c)AFP