【8月16日 AFP】米大リーグ(MLB)機構は15日、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のメルキー・カブレラ(Melky Cabrera)に対し、禁止薬物を使用したとして50試合の出場停止処分を科したと発表した。

 MLBのコミッショナー事務局によると、2012年に行われた第83回MLBオールスターゲーム(83rd All-Star Game)で最優秀選手(MVP)に輝いたカブレラからテストステロン(testosterone)の陽性反応が出たとしている。

 ドミニカ共和国出身のカブレラは、ここまで打率3割4分6厘、11本塁打、60打点の成績を残し、2012年は自身最高のシーズンを送っていた。

 カブレラはパフォーマンス向上のため禁止薬物を使用したことを認めており、異議申し立てを行わず処分に従うと述べている。

 カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)からトレードでジャイアンツに移籍したカブレラは、1月にチームと1年契約を結んでいた。

 これまでニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)、ロイヤルズなどでプレーした経歴を持つカブレラは、2011年シーズンまでのメジャー生活7年間で通算打率2割7分5厘を記録している。(c)AFP