【6月2日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)のヨハン・サンタナ(Johan Santana)が1日、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)戦に先発登板し、無安打無得点試合を達成した。試合はメッツが8-0で勝利している。

 左肩の故障により2011年シーズンを棒に振ったサンタナは、カージナルス打線を相手に134球を投げて8奪三振、5与四球を記録し、MLB史上275人目となる無安打無得点を達成した。

 サンタナの無安打無得点は、4月21日のシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)戦で完全試合を達成したシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)のフィリップ・ハンバー(Philip Humber)、5月2日のミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)戦で無安打無得点を達成したロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)のジェレッド・ウィーバー(Jered Weaver)に続き、今シーズン3人目の快挙となった。

 サンタナは6回にカージナルスのカルロス・ベルトラン(Carlos Beltran)に鋭い打球を打たれ三塁線を破られたが、塁審のファウルの判定に助けられた。リプレー映像でベルトランの打球は三塁線上に当たっている。

 また7回には、カージナルスのヤディアー・モリーナ(Yadier Molina)の打球を左翼手のマイク・バクスター(Mike Baxter)が壁にぶつかりながらも好捕し、サンタナの快挙をアシストしたが、バクスターはこのプレーで肩を痛めてベンチに退いた。

 また、過去に無安打無得点試合を6度やられているメッツは、球団創設50年目、通算8020試合目にして初めて自チームによる無安打無得点試合を達成した。(c)AFP

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