【12月6日 AFP】メジャーリーグ(MLB)の通算勝利数で歴代8位につけているグレッグ・マダックス(Greg Maddux)投手が、8日からラスベガス(Las Vegas)で開幕するウインター・ミーティングの場で現役引退を発表する。

 マダックスの代理人を務めるスコット・ボラス(Scott Boras)氏は5日、マダックスが8日に別れの挨拶を正式に表明すると発表したが、同氏は1か月ほど前にマダックスが2009年シーズンにプレーすることはないと語っていた。

 4月に43歳になるマダックスは、23年の現役生活の間にシカゴ・カブス(Chicago Cubs)、アトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)、サンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)でプレーし、通算355勝227敗の成績を収めている。

 マダックスは、ブレーブス時代の1995年には唯一となるワールドシリーズ制覇を経験している。また通算では35完封、109完投、防御率3.16を記録し、1992年から1995年にかけて4年連続でサイ・ヤング賞(Cy Young Award)を受賞している。

 2007年シーズンのマダックスはパドレスで14勝11敗の成績を収め、パドレスと2008年シーズンの契約を結ぶに至った。しかし2008年シーズンのパドレスでは、先発26試合で6勝9敗の成績に終わり、シーズン途中にトレードでドジャースに放出された。

 ナショナル・リーグ西地区を制したドジャースでは主に中継ぎとして登板し、2勝4敗の成績だった。プレーオフにも登板したが合計4イニングを投げて2失点だった。(c)AFP