【11月21日 AFP】メジャーリーグ(MLB)機構のバド・セリグ(Bud Selig)コミッショナーは20日、オーナ会議により、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のチーム支配権がオーナーのジョージ・スタインブレナー(George Steinbrenner)氏から、共同オーナーで息子のハル・スタインブレナー(Hal Steinbrenner)氏へと正式に委譲されたとの発表を行った。

 オーナー会議による承認により、ハル氏がチームとリーグの間を取り持つことになったが、ハル氏は兄のハンク・スタインブレナー(Hank Steinbrenner)氏と共に共同オーナーを務める。ハル氏が営業部門、ハンク氏がスポーツ部門の運営を管理することになる。

 78歳のジョージ氏は近年、チームの日常業務から少しずつ身を引いており、ハル氏とハンク氏は2008年から現在の役職に就任していた。

 1973年にヤンキースを買収したジョージ氏は、その後チームを成功に導いた。ジョージ氏の下でヤンキースは10度アメリカンリーグ優勝、6度のワールドシリーズ制覇を果たしている。一方でヤンキースは、ジョージ氏により最初の23年間で20度も監督を交代させられてもいる。(c)AFP