【7月14日 AFP】08MLB、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)の松坂大輔(Daisuke Matsuzaka)は、13日に行われたボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)戦に先発登板し、オリオールズ打線を6回4安打無失点7奪三振に抑え降板した。

 試合はレッドソックスが2-1で勝利し、松坂はシーズン10勝目を記録した。

 第79回MLBオールスターゲーム(79th All-Star Game)前最後の試合でオリオールズを下したレッドソックスは、本拠地フェンウェイ・パーク(Fenway Park)でのシーズン対戦成績を36勝11敗(シーズン通算57勝40敗)とし、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に0.5ゲーム差をつけて前半戦をア・リーグ東地区首位で折り返した。

 5つの四球を与えたが10勝目を挙げた松坂は「今日のピッチングは一貫性に欠けていたけれど、ピンチのときに走者をかえさない投球はできた。だから全体的にはOKだったと思う」と語り、自身の投球に満足した様子を見せていた。

 現にオリオールズ戦の松坂の投球は、自らのシーズンを象徴するような内容だった。松坂は10勝を挙げているが、計61の四死球を与えるなど驚くほどの多くの走者を出している。

 防御率2.65を記録し素晴らしい成績を収めている松坂だが、出場する7選手に加えテリー・フランコナ(Terry Francona)監督やコーチ陣が参加する15日の第79回MLBオールスターゲーム(79th All-Star game)には選出されていない。

 松坂は「去年(2007年シーズン)は、いいときと悪いときのギャップが大きかった。打線に助けられたことも何度かあった、良い投球をしても1点も取ってもらえないこともあり不安定だった。でも今季は波が小さくなっているし、自分のピッチングも昨シーズンに比べてよくなっている」と語っている。(c)AFP