【2月25日 AFP】MLB、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)のテリー・フランコナ(Terry Francona)監督は現地24日、チームと3年間の契約延長に合意した。契約には2013年シーズンまでの契約延長の球団側のオプションが含まれている。

 過去4シーズンで2度のワールドシリーズ制覇(2004年、2007年)を遂げたレッドソックスは、この契約合意で2008年シーズン以降もフランコナ監督の体制下で指揮されることになった。

 フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)在籍時を含めて監督通算660勝636敗(レッドソックスで375勝273敗)を記録しているフランコナ監督は「メジャーリーグで監督をする場所としてボストンという土地は最高の場所であることに疑問の余地はない。これからの数年間もレッドソックスのユニフォームに身を包まれることを楽しみにしている」と語っている。

 ボストン・グローブ(Boston Globe)紙は、今回のフランコナ監督の契約はMLBのどの監督よりも高額としながらも、3年間で1300万ドル(約14億円)の契約を結びロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の監督に就任したジョー・トーリ(Joe Torre)氏には及ばないと報じている。

 3月に東京で開幕戦を向かえるレッドソックスを率いるフランコナ監督は延長前の契約では08年シーズンが契約最終年となっていたが、球団副社長兼ジェネラル・マネージャー(GM)のテオ・エプスタイン(Theo Epstein)氏は、同監督の成功に報いた。エプスタイン氏は「テリー・フランコナは素晴らしい仕事を成し遂げた。3度のプレーオフ進出と2度のワールドシリーズ制覇で実力は証明されているが、フィールドの内外での日常においてもまた、ボストンでの監督として要求されることにうまく対処している」と語っている。(c)AFP