【11月27日 AFP】2008年の野球殿堂入り(Baseball Hall of Fame)の候補者が26日に発表され、ティム・レインズ(Tim Raines)氏やデービッド・ジャスティス(David Justice)氏ら11人が初めて候補入りを果たした。

 レインズ氏は、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)在籍時の1996年と1998年に2度のワールドシリーズ制覇を経験し、またワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)の前身モントリオール・エクスポズ(Montreal Expos)に在籍時には球団記録となる947得点、三塁打82本、635盗塁を記録。またキャリア通算でも打率.294、2605安打を記録しており、通算盗塁記録808はメジャー史上歴代5位の記録となっている。

 ジャスティス氏はアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)に在籍した1990年にナショナルリーグの新人王を獲得し、13シーズンで10度のポストシーズンを経験し112試合に出場し、本塁打14本、63打点を記録した。1995年にはアトランタ・ブレーブスで、また2000年にはニューヨーク・ヤンキースでそれぞれワールドシリーズ優勝に貢献している。

 またレインズ氏やジャスティス氏と共にチャック・ノブロック(Chuck Knoblauch)氏をはじめ、トッド・ストットルマイヤー(Todd Stottlemyre)氏、ロブ・ネン(Robb Nen)氏、ロッド ベック(Rod Beck)氏、チャック・フィンリー(Chuck Finley)氏、トラビス・フライマン(Travis Fryman)氏、ショーン・ダンストン(Shawon Dunston)氏、ブレイディ・アンダーソン(Brady Anderson)氏ら8人も新たに候補入りを果たした。

 この8人に加え、ホセ・リーホ(Jose Rijo)氏が2001年に続いて候補に選ばれた。リーホ氏は1995年に一度現役を引退し、2001年に殿堂入り候補に選ばれたが獲得票数1票で候補から外されていた。しかしリーホ氏は2001年に現役復帰を果たし、2002年に引退したため再び候補者入りをする機会を得た。

 野球殿堂入りは600人に及ぶ全米野球記者協会(Baseball Writers Association of America:BBWAA)のメンバーによる投票で決まり、結果は2008年の1月8に発表される。(c)AFP