【3月9日 AFP】第3回ワールド・ベースボール・クラシック(2013 World Baseball ClassicWBC)は8日、米アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)で1次ラウンドD組の試合が行われ、米国は2-5でメキシコに敗れた。

 7日の試合でイタリアに5-6で逆転負けを喫し勝ち星を必要としていたメキシコが、エイドリアン・ゴンザレス(Adrian Gonzalez)の活躍などで米国に衝撃の敗戦を与えた。

 米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の強打者であるゴンザレスは初回、無死2、3塁からルイス・クルーズ(Luis Cruz)が犠飛で先制した後、内野ゴロで2点目を迎え入れると、更に3回には2点本塁打を放ち3打点を挙げた。

 メキシコの投手陣は、先発右腕のヨバニ・ガヤード(Yovani Gallardo)が3回1/3を投げ4奪三振、2番手のルイス・メンドーサ(Luis Mendoza)は2回投げて3奪三振するなど、5投手の継投で、スター選手が並ぶ米国の打線を散発8安打、10奪三振に抑え込んだ。米国は7回二死にジミー・ロリンズ(Jimmy Rollins)が二塁打を放つまで長打もなく、強力打線は沈黙させられてしまった。

 米国は2006年の第1回大会では2次ラウンドで、2009年の第2回大会では準決勝で敗退しており、今回ベスト16を戦うメンバーへの期待は過去大会のそれよりも高かった。(c)AFP