【3月20日 AFP】(写真追加、記事更新)第2回ワールド・ベースボール・クラシック(2009 World Baseball Classic)2次ラウンド1組1位決定戦、韓国対日本。試合は日本が6-2で勝利し、同組1位での準決勝進出を決めた。前回王者の日本は、22日の準決勝で2組2位の米国と対戦する。

 これにより日本は、過去2週間で4度目の対戦となった韓国との対戦成績を2勝2敗の五分に戻した。週末の準決勝に備える両チームは、ともに勝利すれば、23日にロサンゼルス(Los Angeles)で行われる決勝で再び顔を合わせることになる。

 北京五輪王者の韓国は、21日にドジャー・スタジアム(Dodger Stadium)で行われる準決勝で、18日に米国を10-6で下したベネズエラと対戦する。

 19日にキューバを下し準決勝進出を決めていた日本は、2-2で迎えた8回に4安打を記録して3点を奪い、試合の均衡を破った。

 キューバ戦まで今大会チーム最高の打率3割9分1厘を記録していた青木宣親(Norichika Aoki)は、先頭打者で迎えた8回にバントヒットで出塁すると、稲葉篤紀(Atsunori Inaba)の安打で三塁まで進み、続く小笠原道大(Michihiro Ogasawara)の適時打で本塁に生還した。

 さらに日本は、亀井義行(Yoshiyuki Kamei)の犠打で走者を進めると、続く岩村明憲(Akinori Iwamura)の中前適時打で稲葉が生還し、さらには中堅の李宅根(Lee Taek Keun、イ・テクン)がもたついている間に小笠原も本塁を踏み、9回には青木が適時打を放ってチーム6点目を叩き出した。

 なお、4回に村田修一(Shuichi Murata)が右ふとももを痛めたため、日本は米国との準決勝へ向けて広島東洋カープ(Hiroshima Toyo Carp)の栗原健太(Kenta Kurihara)を追加招集している。(c)AFP/Jim Slater