【9月30日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は29日、シリア政権に化学兵器の廃棄を義務付ける国連安全保障理事会(UN Security Council)の決議を順守すると宣言した。

 アサド大統領はイタリアのRAIニュース24(Rai News 24)とのインタビューで、27日に採択された安保理決議に初めて言及し、シリア政府は決議に「従う」と述べた。

 また、シリアの同盟国イランと米国との関係改善は、「米国が誠実である限り」シリアと周辺地域にとって有益だと語った。

 化学兵器禁止機関(Organisation for the Prohibition of Chemical WeaponsOPCW)によると、約20人からなる同機関の先遣隊が10月1日にダマスカス(Damascus)入りし、ただちに政府高官と会合する予定。同機関の当局者は29日、オランダ・ハーグ(Hague)の本部で報道陣に対し、「現時点では、シリア政府から提出された情報を疑う理由はまったくない」と語った。(c)AFP