戦争に疲れた米国、同時多発テロから12年を迎える
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【9月12日 AFP】2001年9月11日の同時多発テロから12年を迎えた米国で、シリアへの攻撃を保留しているバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は11日、国防総省(Pentagon)で開かれた追悼式に出席し、戦争で疲弊した国民に対し、武力だけでは「われわれが求める世界を築くことはできない」と述べた。
同時多発テロの起きたニューヨーク(New York)、ワシントンD.C.(Washington D.C.)、ペンシルベニア(Pennsylvania)州シャンクスビル(Shanksville)には、犠牲者約3000人の遺族たちがそれぞれの追悼式に集まった。
ニューヨークでは、世界貿易センター(World Trade Center)に最初の航空機が突入した現地時間午前8時46分(日本時間同日午後9時46分)に黙とうが捧げられた。9.11同時多発テロ当時のルドルフ・ジュリアーニ(Rudolph Giuliani)元ニューヨーク市長が、世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ(Ground Zero)」で行われた催しで涙をぬぐう姿が見られた。
また、世界貿易センターに2機目が激突した午前9時3分と、国防総省が攻撃された午前9時37分、そして4機目が乗客の介入後にペンシルベニアで墜落した午前10時3分にも、それぞれ黙とうが捧げられた。(c)AFP/Mariano Andrade