シリア、化学兵器の国際管理受け入れ 禁止条約加盟を希望
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【9月11日 AFP】シリアのワリード・ムアレム(Walid al-Muallem)外相は10日、同国の化学兵器を国際管理下に置き廃棄することを求めたロシアの提案を受け入れたと述べるとともに、化学兵器禁止条約への加盟を希望する意向を表明した。
ムアレム外相は、ロシア・モスクワ(Moscow)訪問2日目の同日、「ロシアの提案については、(9日の)午後に既に同意している」と発表。さらにその後、露インタファクス(Interfax)通信に対して送った声明の中で、「われわれは、化学兵器がどこにあるかを明かし、化学兵器の製造を中止し、また関連施設をロシアやその他の国々、また国連の代表らに見せる用意がある」と述べると同時に、「シリアは化学兵器禁止条約への加盟を希望する。化学兵器に関する情報の開示も含め、条約加盟に伴う責務を果たす意思もある」とも伝えた。
シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権の最も強力な支援国であるロシアは9日、シリアの化学兵器を国際管理下に置くべきとする提案を突然行い、ムアレム外相の声明はそれに応える形で発表された。
ロシアの提案は、一部の慎重な見方を除いて国際社会から歓迎され、米国のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、提案が「重大な突破口となる可能性がある」と述べていた。
この提案を公然と非難しているのはシリアの反体制派のみで、時間を無駄にし更なる死者を出すだけの政治工作だと主張している。(c)AFP
ムアレム外相は、ロシア・モスクワ(Moscow)訪問2日目の同日、「ロシアの提案については、(9日の)午後に既に同意している」と発表。さらにその後、露インタファクス(Interfax)通信に対して送った声明の中で、「われわれは、化学兵器がどこにあるかを明かし、化学兵器の製造を中止し、また関連施設をロシアやその他の国々、また国連の代表らに見せる用意がある」と述べると同時に、「シリアは化学兵器禁止条約への加盟を希望する。化学兵器に関する情報の開示も含め、条約加盟に伴う責務を果たす意思もある」とも伝えた。
シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権の最も強力な支援国であるロシアは9日、シリアの化学兵器を国際管理下に置くべきとする提案を突然行い、ムアレム外相の声明はそれに応える形で発表された。
ロシアの提案は、一部の慎重な見方を除いて国際社会から歓迎され、米国のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領は、提案が「重大な突破口となる可能性がある」と述べていた。
この提案を公然と非難しているのはシリアの反体制派のみで、時間を無駄にし更なる死者を出すだけの政治工作だと主張している。(c)AFP