【8月19日 AFP】北朝鮮の祖国平和統一委員会(Committee for the Peaceful Reunification of KoreaCPRK)は18日、韓国が提案していた離散家族の再会の実施に同意したと発表した。CPRKの報道官談話を北朝鮮の国営メディアが報じた。

 韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領が15日、2010年を最後に行われていない離散家族の再会を9月19日の「秋夕(Chuseok)」前後に行うよう北朝鮮に提案していた。北朝鮮は「北と南が関係を改善し、朝鮮半島の平和と繁栄のために共に努力するときである」と声明で述べた。

 両国の関係は緊張が続いていたが、最近は改善に向かう兆候が見られるようになった。両国は14日、4月に閉鎖された開城(Kaesong)工業団地の再開で合意したと発表した。

 北朝鮮は18日、南北共同事業の金剛山(Mount Kumgang)観光事業の再開に向けて22日に協議を行うことも韓国側に提案した。(c)AFP/Jung Ha-Won