米空軍の核ミサイル運用部隊、安全審査に不合格
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【8月14日 AFP】米空軍は13日、核ミサイルを運用する部隊が軍の安全審査に不合格だったとする声明を発表した。5月にも核ミサイルを運用する別の部隊が安全審査で問題となり認証を取り消されたばかり。
米空軍の声明によると、モンタナ(Montana)州のマルムストローム空軍基地(Malmstrom Air Force Base)の第341ミサイル航空団(341st Missile Wing)は5~13日にかけて、核兵器の取り扱い方法などに関する明確な基準を満たしながら任務を遂行する能力に対する検査を受けた。
第341ミサイル航空団は、米国で地上配備される大陸間弾道ミサイル(ICBM)の3分の1にあたる150基の「ミニットマン3(Minuteman III)」を扱う部隊。空軍は、問題の詳細については説明せず、同部隊が「複数回の演習の1回で戦術レベルの過失」を犯したとだけ述べた。 「安全審査に不合格になったことが、国の核兵器が危険にさらされていることを意味するものではない」と、ジム・コワルスキー(Jim Kowalski)中将は語った。
今回のような問題は今年に入って2回目で、5月にはノースダコタ(North Dakota)州のマイノット(Minot)空軍基地で行われたミサイル発射時の操作訓練の結果が低評価だったとして、17人の将校が処分を受けている。(c)AFP