【7月12日 AFP】米当局の市民監視プログラムを暴露して米政府から訴追されたエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者が、協議を行うために、ロシアの人権活動家らにモスクワ(Moscow)の空港に集まるよう要請した。同容疑者からの要請を受けた活動家らが12日、明らかにした。

 スノーデン容疑者は3週間前からモスクワ・シェレメチェボ(Sheremetyevo)空港のトランジット(乗り継ぎ)区域内で足止め状態となっている。

 露インタファクス(Interfax)通信によると、スノーデン容疑者が空港に集まるよう要請したのは、国際人権団体のアムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)やヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)、国際汚職監視NGOトランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency International)の代表者や、モスクワで活動する著名弁護士ら数人。

 空港関係者は先にインタファクス通信に対し、スノーデン容疑者は活動家や弁護士らに同容疑者に対する米政府の訴追に関する意見を述べたがっていると語っていた。(c)AFP