シリア国民連合、新代表にジャルバ氏を選出
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【7月7日 AFP】シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合(Syrian National Coalition)」は6日、トルコのイスタンブール(Istanbul)で会合を開き、新しい代表にアハマド・ジャルバ(Ahmad Jarba)氏を選出した。同連合の報道官が明らかにした。
114人の評議員による投票の結果、サウジアラビアと関係が深いと目されているジャルバ氏は決選投票で55票を獲得し、52票の得票にとどまったムスタファ・サッバーハ(Mustafa al-Sabbagh)氏を破った。
シリア国民連合のアフマド・モアズ・ハティブ(Ahmad Moaz al-Khatib)前代表は、シリア内戦に対する世界各国の無作為に抗議して5月に辞任していた。新代表は5月末に選出される見込みだったが、活動方針をめぐりシリア国民連合内部で対立があったほか、中東諸国が新代表選出に影響力を行使しようとしたことから延期されていた。
ジャルバ新代表は1969年、トルコと国境を接するシリア北東部の都市カミシリ(Qamishli)生まれ。イスラム教スンニ派で、シリア国民連合ではシリア反体制派に武器を供与するようアラブおよび西側諸国を説得する仕事に携わった。(c)AFP