【7月6日 AFP】米当局による市民監視プログラムの存在を暴露した米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者(30)が、新たに6か国に亡命申請したことを、内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」が5日、マイクロブログのツイッター(Twitter)で明かした。

 スノーデン容疑者は現在、モスクワ(Moscow)の空港に潜み、亡命受け入れ国を探しているとされる。同容疑者は既に21か国に亡命申請している。

 ウィキリークスはスノーデン容疑者を支援し、スタッフの1人をモスクワでスノーデン容疑者に同行させている。ツイッターの投稿では、同容疑者がさらに6か国に亡命申請したことを明かしつつも、「どの国に申請を出したかは、米政府が干渉を試みる恐れがあるため、現時点では明らかにしない」と述べている。

 米政府は、同容疑者の米国旅券(パスポート)を無効にした。電話・インターネット情報を収集するための米政府による大規模な監視プログラムの詳細を暴露したスノーデン容疑者は、米国による処罰を逃れる方法を模索している。(c)AFP