米監視問題、EUと米が合同作業部会で調査へ FTA交渉と並行
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【7月4日 AFP】欧州委員会(European Commission)のジョゼ・マヌエル・バローゾ(Jose Manuel Barroso)委員長は3日、欧州連合(EU)と米国の自由貿易協定(FTA)交渉は開始するが、米政府がEUをどの程度にわたって監視してきたかを並行して調査する考えを示した。
委員長は、ドイツ・ベルリン(Berlin)で同日行われたEU首脳との会議の終了後、記者団に対し「EU各国は大西洋両岸(欧州と米国)のパートナーシップ強化に尽力することで合意した」と述べつつも、米国のEUに対する監視活動の影響を分析するための合同の作業部会を設置する意向を表明した。
交渉の開始時期については、欧州の2大経済大国であるフランスとドイツの間に意見の相違が生じていた。フランスはEUに対し、8日に予定されていた交渉開始の延期を要求。一方でドイツは、予定通りに開始すべきと主張していた。
バローゾ委員長は、合同作業部会の設置には米国も前向きな姿勢を示していると明らかにした。(c)AFP
委員長は、ドイツ・ベルリン(Berlin)で同日行われたEU首脳との会議の終了後、記者団に対し「EU各国は大西洋両岸(欧州と米国)のパートナーシップ強化に尽力することで合意した」と述べつつも、米国のEUに対する監視活動の影響を分析するための合同の作業部会を設置する意向を表明した。
交渉の開始時期については、欧州の2大経済大国であるフランスとドイツの間に意見の相違が生じていた。フランスはEUに対し、8日に予定されていた交渉開始の延期を要求。一方でドイツは、予定通りに開始すべきと主張していた。
バローゾ委員長は、合同作業部会の設置には米国も前向きな姿勢を示していると明らかにした。(c)AFP