【7月3日 AFP】南米ボリビアのエボ・モラレス(Evo Morales)大統領を乗せた航空機の領空内通過を欧州の複数の国が拒否したことについて、ボリビアの国連(UN)大使は3日、潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長に苦情を申し立てる考えを明らかにした。

 同日、フランスとポルトガルが、ロシアを飛び立った同機の自国領空通過を拒否していた。両国は、米中央情報局(CIA)の元職員、エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者(30)がこの航空機に搭乗していると誤解したとみられている。

 ボリビアのサチャ・ジョレンティ(Sacha Llorenti)国連大使は、スイス・ジュネーブ(Geneva)で記者団に対し、「これらの国々による判断は国際法違反だ。国連事務総長に苦情を申し立てる準備を進めている」と語った。(c)AFP