イラン、重水炉に原子炉容器を設置 来年にも完成へ
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【6月10日 AFP】イランは9日、中部アラク(Arak)に建設中の重水炉に原子炉容器を設置し、計画は「大きく前進した」と発表した。イランの核兵器開発を懸念する国連(UN)や欧米諸国が数段階にわたって同国への経済制裁を発動するなかで、重水炉建設は着々と進んでいる。
国営テレビによると、イラン原子力庁(Iran Atomic Energy Organisation)のフェレイドン・アッバシ・ダバニ(Fereydoon Abbasi Davani)長官は「(原子炉容器の)設置は重水炉建設プロジェクトにおける大きな一歩だ」と語った。
欧米諸国が最も恐れるのは、重水炉を通じてイランが使用済み燃料を再処理しプルトニウムを獲得することだ。高濃縮ウランとプルトニウムは、ともに核兵器の原料となりうる。
イラン学生通信(ISNA)によると、ダバニ長官は2014年3月までには重水炉を試験稼働させたいとの見通しを示した。
国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)に対し、イランは重水炉の稼働は2014年第3四半期になると説明していた。(c)AFP
国営テレビによると、イラン原子力庁(Iran Atomic Energy Organisation)のフェレイドン・アッバシ・ダバニ(Fereydoon Abbasi Davani)長官は「(原子炉容器の)設置は重水炉建設プロジェクトにおける大きな一歩だ」と語った。
欧米諸国が最も恐れるのは、重水炉を通じてイランが使用済み燃料を再処理しプルトニウムを獲得することだ。高濃縮ウランとプルトニウムは、ともに核兵器の原料となりうる。
イラン学生通信(ISNA)によると、ダバニ長官は2014年3月までには重水炉を試験稼働させたいとの見通しを示した。
国際原子力機関(International Atomic Energy Agency、IAEA)に対し、イランは重水炉の稼働は2014年第3四半期になると説明していた。(c)AFP