【6月10日 AFP】北朝鮮と韓国は9日、軍事境界線にある板門店(Panmunjom)で2年ぶりの実務協議を行った。韓国の聯合ニュース(Yonhap News)によると、両国の代表は18時間近くに及ぶ協議の末、翌10日未明、2007年以来となる当局者会談を韓国・ソウル(Seoul)で12、13両日に開催することで合意。ここ数か月間にわたり続いた緊張状態と核兵器による威嚇で失われた信頼関係の再構築を目指す。

 韓国側は閣僚級会談を要請していたが、名称は当局者会談とすることで決まった。当局者会談では、北朝鮮側が4月に一方的に閉鎖を通告した南北共同事業の開城(Kaesong)工業団地の再開などが話し合われる見込みだ。(c)AFP/Jung Ha-Won