【5月28日 AFP】(一部訂正)日本維新の会共同代表の橋下徹(Toru Hashimoto)大阪市長は27日、日本外国特派員協会(Foreign Correspondents' Club of JapanFCCJ)で記者会見を行い、第2次世界大戦(World War II)時の旧日本軍の「慰安婦制度は必要だった」などと発言した問題について3時間近く弁明に追われた。

 橋下氏はこの日改めて、性の問題は旧日本軍に特有なものだったわけではなく、第2次大戦中の米国や英国、フランス、ドイツ、ソ連などの軍隊でも存在したと主張した。

 ただ橋下氏は持論について根拠を提示することはなかった。他国の軍が公式に性奴隷制度を活用していたという広く受け入れられた証拠もない。

 橋下氏はまた、日本が「国家の意思として組織的に女性を拉致した、国家の意思として女性を組織的に人身売買した、この点を裏付ける証拠はありません」と述べ、日本が国家として「慰安施設」の運営に直接的に関与していた証拠はないと訴えた。(c)AFP/Shingo Ito