【5月20日 AFP】中国の李克強(Li Keqiang)首相は19日、就任後初めての外国訪問として、インドに到着した。翌20日にはインドの各閣僚と会談し、両国の国境地域で高まる緊張の緩和と、経済協力の強化を目指す。

 李首相は国営新華社(Xinhua)通信を通じた声明で、初の訪問先にインドを選んだことは、両国関係を「中国が最重要視していることを示すものだ」と述べている。

 両国はこれまで15回の高官レベルの協議を行っているが、ヒマラヤ山脈のカシミール(Kashmir)地方をめぐる対立は未解決のままだ。先月には、中国軍がインドの領土内に侵入したと、インド側が非難したことをきっかけに、両部隊によるにらみ合いが3週間にわたり続き、問題は再燃した。両国間の実効支配線(Line of Actual ControlLAC)は一度も正式に設定されたことはないが、両国は同地域の平和維持協定に調印している。

 李首相は21日に首都ニューデリー(New Delhi)を離れ、インド経済の中心地ムンバイ(Mumbai)を訪問、翌22日にパキスタンを訪れる。その後は、スイスとドイツへ向かう予定だ。(c)AFP