【5月16日 AFP】米運輸安全委員会(National Transportation Safety BoardNTSB)は14日、米国の各州政府に対し、飲酒運転として取り締まる血中アルコール濃度の基準を厳格化するよう要請した。

 NTSBは、血液1リットル当たりのアルコール量0.8グラムという現在の基準値を、世界の大半の国と同水準の0.5グラムに引き下げることを求めている。

 NTSBによると、血中アルコール濃度が0.5グラム/リットルに達すると、大半のドライバーの認識力や視覚機能が低下し、大きな事故を起こす危険性が大幅に高まることが研究で示されている。100以上の国がこの基準値を0.5グラム/リットル以下に設定しているという。(c)AFP