シリア、化学兵器使用を否定 ロシア参加なら調査団受け入れ
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【4月28日 AFP】シリアのオムラン・ゾウビ(Omran al-Zoubi)情報相は27日、米国と英国がシリアの化学兵器使用を疑っていることについて「でたらめだ」と否定した。露テレビ局ロシア・トゥデー(Russia Today)がインターネットに掲載した記事で報じた。
ゾウビ情報相はロシア・トゥデーとのインタビューで「はじめに、米国務長官と英政府が出した声明は、現実と矛盾しており、でたらめであると断言したい」述べた。「シリアは、国際法と戦争規定を遵守するためだけでなく、人道的、倫理的観点から、そのようなものを決して使用しないだろうと再度強調したい」
これに先立ち、国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長はシリア政府に対し、同国で化学兵器が使用された疑いについて調査する専門家の派遣を受け入れるよう求めてきた。しかし、ゾウビ情報相は、シリア政府は英国や米国が派遣する専門家を信用できないとし、ロシア人の専門家が加わるのであれば、その提案を受け入れる用意があると述べた。
一方、ロシアのミハイル・ボグダノフ(Mikhail Bogdanov)外務次官兼中東特使は訪問先のレバノンのベイルート(Beirut)で、米国らがシリアの化学兵器使用の根拠にしている情報について、国際基準に従って直ちに検証しなければならないと語り、シリアへの軍事介入の口実などといった目的のためにそのような情報を利用すべきではないと述べた。(c)AFP
ゾウビ情報相はロシア・トゥデーとのインタビューで「はじめに、米国務長官と英政府が出した声明は、現実と矛盾しており、でたらめであると断言したい」述べた。「シリアは、国際法と戦争規定を遵守するためだけでなく、人道的、倫理的観点から、そのようなものを決して使用しないだろうと再度強調したい」
これに先立ち、国連(UN)の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長はシリア政府に対し、同国で化学兵器が使用された疑いについて調査する専門家の派遣を受け入れるよう求めてきた。しかし、ゾウビ情報相は、シリア政府は英国や米国が派遣する専門家を信用できないとし、ロシア人の専門家が加わるのであれば、その提案を受け入れる用意があると述べた。
一方、ロシアのミハイル・ボグダノフ(Mikhail Bogdanov)外務次官兼中東特使は訪問先のレバノンのベイルート(Beirut)で、米国らがシリアの化学兵器使用の根拠にしている情報について、国際基準に従って直ちに検証しなければならないと語り、シリアへの軍事介入の口実などといった目的のためにそのような情報を利用すべきではないと述べた。(c)AFP