米国防総省、北朝鮮情勢踏まえICBM発射試験を延期
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【4月7日 AFP】北朝鮮情勢が緊迫している中、米国防総省は、7日からの週にカリフォルニア(California)州で予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射試験を来月に延期した。米国防当局者が6日、AFPに語った。
当局者によると、チャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)米国防長官は「現在の北朝鮮との危機的状況を悪化させる意図があると誤解されかねない」との懸念から、同州バンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)で予定されていたICBM「ミニットマン3(Minuteman 3)」の発射試験延期を決めたという。
北朝鮮はここ数週間、国連安全保障理事会(UN Security Council)の制裁措置や米韓合同軍事演習に強く反発して威嚇する動きを続けている。中距離弾道ミサイル2基を発射台付きの車両に搭載し、東海岸に近い地下軍事施設に隠したという報道もある。
このミサイルはこれまでに発射試験が行われたことがない「ムスダン(Musudan)」とみられる。射程は3000キロ前後とされるが、小型弾頭を搭載した場合は理論上4000キロ近くまで伸びる可能性も指摘されており、韓国と日本をはじめ、米領グアム(Guam)の米軍基地にも到達する恐れがある。(c)AFP
当局者によると、チャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)米国防長官は「現在の北朝鮮との危機的状況を悪化させる意図があると誤解されかねない」との懸念から、同州バンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)で予定されていたICBM「ミニットマン3(Minuteman 3)」の発射試験延期を決めたという。
北朝鮮はここ数週間、国連安全保障理事会(UN Security Council)の制裁措置や米韓合同軍事演習に強く反発して威嚇する動きを続けている。中距離弾道ミサイル2基を発射台付きの車両に搭載し、東海岸に近い地下軍事施設に隠したという報道もある。
このミサイルはこれまでに発射試験が行われたことがない「ムスダン(Musudan)」とみられる。射程は3000キロ前後とされるが、小型弾頭を搭載した場合は理論上4000キロ近くまで伸びる可能性も指摘されており、韓国と日本をはじめ、米領グアム(Guam)の米軍基地にも到達する恐れがある。(c)AFP