【4月7日 AFP】南アフリカ政府によると、肺の感染症が再発したため10日間入院していた同国のネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(94)が6日、退院した。

 マック・マハラジ(Mac Maharaj)大統領報道官は声明を発表し、マンデラ氏は「全身の状態に持続的かつ穏やかな改善がみられた」ため退院したと明らかにした。元大統領は3月27日深夜、肺の感染症の再発により緊急入院していた。同氏の入院は、ここ5か月で3度目だった。

 退院の知らせを受け、反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を率いた国民的英雄、マンデラ氏を同国民主化の父と考える数多くの国民の間には安堵感が広がっている。(c)AFP