露警察、教師に生徒の政治活動の「通報」を指示
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【4月3日 AFP】ロシア中部ウリヤノフスク(Ulyanovsk)州で先月初め、州警察が地元の教師に対し、野党に入党している生徒や「過激派」の活動を行った生徒がいた場合は、当局に通報するよう指示していたことが、教育関係者の話で分かった。
インターネット上で公開されている警察からの書簡のコピーによると、地元教育当局は「公共団体、過激派の運動やグループ、その他の非公式な若者の団体に参加している未成年者について、内務省に報告する」ことを教師らに指示するように命じられた。
匿名を条件にAFPの取材に応じた教師によると、書簡が発送されたのは、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に反対する非公式の連合「もう一つのロシア(The Other Russia)」の集会に参加した生徒の存在が明らかになった後のことだった。同連合には、チェスの元世界王者ガルリ・カスパロフ(Garry Kasparov)氏も所属している。
ウリヤノフスク市教育当局のイリーナ・シリャエヴァ(Irina Shiryayeva)氏は、「教師たちの大半は、警察からこうした通知があったことに驚いている」と述べている。(c)AFP
インターネット上で公開されている警察からの書簡のコピーによると、地元教育当局は「公共団体、過激派の運動やグループ、その他の非公式な若者の団体に参加している未成年者について、内務省に報告する」ことを教師らに指示するように命じられた。
匿名を条件にAFPの取材に応じた教師によると、書簡が発送されたのは、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に反対する非公式の連合「もう一つのロシア(The Other Russia)」の集会に参加した生徒の存在が明らかになった後のことだった。同連合には、チェスの元世界王者ガルリ・カスパロフ(Garry Kasparov)氏も所属している。
ウリヤノフスク市教育当局のイリーナ・シリャエヴァ(Irina Shiryayeva)氏は、「教師たちの大半は、警察からこうした通知があったことに驚いている」と述べている。(c)AFP