【3月25日 AFP】シリア反体制派の統一組織「シリア国民連合(Syrian National Coalition)」のアフマド・モアズ・ハティブ(Ahmed Moaz al-Khatib)代表は24日、代表を辞任すると表明した。

 ハティブ氏が交流サイトのフェイスブック(Facebook)ページ上に声明を出して明らかにした。辞任の理由は、「組織から離れて自由な立場で活動するため」としている。

 シリア国民連合の関係者は、一部のメンバーがハティブ氏に辞意の撤回を求めており、国民連合としてハティブ氏の辞意を受け入れるかどうかは未定だと述べた。

 26日にはアラブ連盟(Arab League)がカタールの首都ドーハ(Doha)で首脳会議を開き、加盟資格が停止されているシリア政府に代わって反体制派に加盟資格を与えるかどうか決めることになっているが、結束を欠くシリアの反体制派はハティブ氏の辞意表明を受けて混乱している。(c)AFP/Serene Assir