【3月12日 AFP】ただでさえ奇妙な関係の2人──米プロバスケットボール協会(NBA)の元スター選手デニス・ロッドマン(Dennis Rodman)氏(51)と北朝鮮の最高指導者、金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記──が、いっそう妙なことになりそうだ。

 2人の最初の交流は北朝鮮平壌(Pyongyang)で行われたバスケットの試合観戦だった。今度は休暇を共に過ごすとの計画が報じられている。

 引退してからも派手な言動で物議を醸してきたロッドマン氏は、北朝鮮が朝鮮半島での軍事的な威嚇を強める中で前月、同国を訪問。直接、金第1書記に会った最も著名な米国人となった。米政府は、米国の見解をロッドマン氏は代表していないとして同氏訪朝の意味を打ち消そうとしてきたが、当のロッドマン氏は今夏に北朝鮮を再訪するなどと語っている。

 ロッドマン氏は11日、ノースダコタ(North Dakota)州の地元テレビ局KXJBに対する短いコメントの中で金第1書記を「友人」と呼び、「彼がやっていることを大目に見るつもりはないが、彼は僕の友人だ」と記者に語った。さらに北朝鮮を再訪する考えはあるかと聞かれ「もちろんだ。8月にね。彼(金第1書記)と一緒に休暇を過ごすんだ」と答えた。(c)AFP